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【宮崎駿の世界】ジブリの舞台となった海外スポット7選まとめ

【宮崎駿の世界】ジブリの舞台となった海外スポット7選まとめ

子どもから大人まで、みんな大好きなスタジオジブリの作品。夢とロマンに満ち溢れた素敵な世界観は、今や日本にとどまらず世界中の人々を魅了しています。

登場するキャラクターはもちろんですが、どの作品にも共通するのが、物語の雰囲気を一層引き立てる町並みや情景の美しさ。現実のような、架空の世界のようなそんな心地よい独特の世界観には、見るものすべてが引き込まれてしまいます。

実は、そんなジブリの物語の数々は実在する世界各地の絶景から宮崎駿氏がインスピレーションを受け、舞台にしたとされているんです。

今回は、そんなジブリ作品のモデルとなったとされる世界の絶景を7つご紹介します。実際に訪れると、そこには誰でも一度は見たことがあるジブリ作品の世界そのものが広がります。ジブリ作品を追う世界旅行に出かけてみてはいかがですか?

 

台湾・九份 「千と千尋の神隠し」

台湾・九份 「千と千尋の神隠し」

「千と千尋の神隠し」の舞台として、日本では愛媛県の道後温泉が有名ですが、同じく人気なのが、台湾にある九份という街。

夜になると赤い提灯がぼんやりと灯り、レトロなお店やたくさんの階段を紅に照らします。

どこかノスタルジックで幻想的な雰囲気に包まれたその一帯は、千尋が迷い込んだ不思議な世界の屋台街そのもの。自分もその世界に入ってしまったのではとドキドキしてしまいますよ。

台湾は成田から約4時間と日本からのアクセスも良いので週末旅行にもおすすめです。

 

イギリス・ウェールズ地方「天空の城ラピュタ」

イギリス・ウェールズ地方「天空の城ラピュタ」

空に浮かぶ城、ラピュタを追い求め繰り広げられる冒険物語「天空の城ラピュタ」。1986年に公開されたとは思えない先進的な映像美、自然を描き出す技術は当時のアニメ界に衝撃を与えました。

その美しい風景の元となったのはイギリス、ウェールズ地方です。のどかで自然豊か、穏やかに丘が広がるウェールズを舞台に、主人公のパズーやシータはいきいきと描かれています。

また、空に浮かぶ城ラピュタのモデルとなったとさているのが、カンボジアにあるベンメリア遺跡です。

苔むし、木の根っこが絡んだその神秘的な遺跡は、パズーとシータがたどり着いたラピュタの世界そのもの。あのどこか愛嬌のあるロボットが静かに現れそうなその世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。 

 

クロアチア・ドゥブロヴニク 「紅の豚」

クロアチア・ドゥブロヴニク 「紅の豚」

世界恐慌真っ只中のアドリア海沿岸を舞台として描かれた「紅の豚」。男のロマンの結晶とも言えるこの作品はアドリア海の真珠と呼ばれるほど美しい街、クロアチアのドゥブロヴニクをイメージに描かれた物語です。

晴れ渡った空に真っ青な海。どこからか真っ赤な飛行機が飛んできそうなからりと気持ちの良い風景に、心が踊ります。

また、この作品で印象的なスポットといえば、主人公のポルコ・ロッソの隠れ家。周りを崖に囲まれた静かで美しいビーチは、ギリシャのザキントス島にあるナヴァイオ海岸がモデルとなっているそうです。

プライベート感たっぷりのこちらも合わせて訪れたいですよね。

 

フランス・コルマール 「ハウルの動く城」

フランス・コルマール 「ハウルの動く城」

魔法使いハウルと少女ソフィーの不思議な恋物語「ハウルの動く城」の舞台となったのは、フランス・アルザス地方の町、コルマールです。

可愛らしいカラフルな家々が立ち並び、ハウルとソフィーが空中散歩をしていたレトロな町並みをそのまま見ることができます。

フランスといってもドイツどスイスに面しているため、家の造りや町並みはどこかドイツ風。石畳を馬車が駆け抜けるメルヘンチックな世界にハウルファンでなくても思わずうっとり。現実世界から抜け出したかのような錯覚に陥ります。

中にはソフィーが暮らした帽子屋のモデルになった家もあるんだとか。ソフィーになりきって街を散策してみるのも良いですね。

 

スウェーデン・ストックホルム 「魔女の宅急便」

スウェーデン・ストックホルム 「魔女の宅急便」

小さな魔女キキが独り立ちし、一人前の魔女になるべく奮闘する物語「魔女の宅急便」。

その舞台となったのは、北欧はスウェーデン、ストックホルムの街です。

キキが自分の心をみつめ、葛藤しながらも大人になろうとホウキで飛び回るあの町並や、心地よい風の吹き抜ける細い裏路地、街を走るメトロ、そしてクライマックスに登場する時計台は映画の世界と同じ。

さらに忘れてはいけないのが、キキが居候していた素敵なパン屋さん。実はこちらもモデルとなったお店が実在するんです!

それはバルト海のゴトランド島、ヴィスビーの町にある一軒のパン屋さん。店構えや雰囲気はまさに物語に登場するグーチョキパン店。

今にもホウキに乗ったキキが現れそうです。

パキスタン・フンザ 「風の谷のナウシカ」

パキスタン・フンザ 「風の谷のナウシカ」

1984年に公開された「風の谷のナウシカ」。当時ではまだそれほど注目されていなかった環境汚染や自然を守ることの重要さを訴えかける、先見的な映画として衝撃を与えました。

「風の谷のナウシカ」の舞台になったとされる場所は実はいくつかあるようですが、中でも最も有力だと考えられているのが、パキスタンのフンザという村です。

標高6000〜7000m級の山々が連なるなか、決して豊かとは言えない痩せた土地に雪解け水を使った段々畑が広がり、ナウシカの住む村ととてもよく似ています。

村の民族衣装も、物語に登場する「ユパ様」の着ている衣服の参考になったとされ、村にはユパ様のような人をたくさん見かけられるとか。

腐海の森のモデルとされているウクライナのクリミア半島、シュワージュもナウシカファンなら見逃せないスポットです。

 

オーストラリア・ダービー 「となりのトトロ」

オーストラリア・ダービー 「となりのトトロ」

ジブリの代表作として世界中で愛されている「となりのトトロ」。田舎に引っ越してきたサツキとメイの姉妹が、森に住む不思議な生き物トトロと交流し、成長していく物語です。

作品の舞台とされているのは日本の所沢ですが、映画に登場するトトロのずんぐりと愛くるしい姿のモデルとなったとされる動物がオーストラリアにいるんです。

その動物とは、オーストラリア固有の珍動物「ウォンバット」。その丸っこく可愛らしいシルエットは、まさにトトロ!クマでもない、おばけでもない、その独特の体型と愛くるしさはウォンバットからヒントを得ていたんですね。

森の中で出会ったら、思わずどんぐりを差し出したくなるかも?

 

まとめ

いかがでしたか?みんな大好きなジブリ作品のユニークな世界。あの独特で素敵な世界観は世界各地の風景から生まれていたんですね。

それにしても、こんなに美しい世界の絶景を独自の世界観になんの違和感もなく取り込め、キャラクターを住まわせるなんて、素晴らしいですよね。宮崎駿の作品が世界中で愛されているのにも納得です。

ジブリ作品の舞台となった世界スポットの数々。中には秘境ともいえる場所もありますが、実際に訪れて、ジブリの世界を肌で感じてみるのはいかがですか。

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